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鶏のトリビア:鶏は神の使い!? 伊勢神宮と鶏の意外な関係

Date : 2018.08.25 投稿者 Nao Umezawa
文化のなかのトリについて、勉強します
突然ですが、トリ風土研究所、勉強を始めます。トリは食べるだけじゃないはずだ。『青い鳥』のように文学作品のなかのトリもあるし、伊藤若冲が描いたように見るトリもあるはずだ! というわけで、私チキンライター梅澤が、文化のなかのトリについてお伝えしていくことと相成りました。

鶏はいつから日本にいたの?
いやはや、毎日食べてても、知らないもんですねえ。トリについて。だって、いつから日本人が鶏肉食べてたかとか、想像つかないでしょう?

日本にはどうやら、弥生時代から鶏はいたようです。『魏志倭人伝』に出てくる集落の遺跡(長崎県・原の辻遺跡)から鶏の骨が出土。食べていたかどうかはわからないけども。魏志倭人伝、漢字書けなくてテスト前苦労したやつですね、なつかしい。
初めて書物に「鶏」が出てくるのはいつ?
この調子でちょっと歴史を思い出しましょか。
次はクイズ。

Q,日本の文献に初めて鶏が出てくるのはいつ?

A. 奈良時代
B. 平安時代
C. 鎌倉時代

さ、決めました?選んでくださいよ、ひとつ。いいですか?

正解は、奈良時代!
まあ、流れ的にわかりますね。テレビだと、出演者がCあたりを選ぶ、司会者が「正解は…なんとA!奈良時代!」(えーーー!)っていうあれです。そう古いのよ。

なんとね、『古事記』に鶏がでてきます。しかも、あの一番有名な「天の岩戸伝説」。暴れん坊のスサノオに怒って、岩に隠れちゃったアマテラス。世界が暗くなって困ったので、出てきてもらうため岩戸の前で歌ったり踊ったり、そのときに長鳴鳥(ながなきどり)も集めて鳴かせた。

なんで、長鳴鶏、今の鶏を鳴かせたかというと、鶏は朝早く鳴くでしょ。太陽が昇る前にコケコッコー(当時は「カケコー」)。鶏が鳴いてから太陽が昇る。だから、鶏の鳴き声が太陽を呼ぶ力がある、そう信じられていたのです。
鶏は神の使い
だから今でも、太陽神、天照大御神を祀る伊勢神宮には鶏がいる、というわけです。あの鶏さんたちは、神の使い。神鶏と呼ばれています。だから放し飼いなんですよねえ。
伊勢神宮には、鶏がいっぱいいます。そこらへんを歩いてます。私は何も知らずに伊勢神宮行って、ひじょうに驚きました。白い玉砂利のうえを、真っ白くて尾っぽの長い鶏が、失礼、鶏様たちがお元気そうに走り回っておいででした。


※参考文献:土田美登世『やきとりと日本人』(光文社新書)、NHK「美の壺」制作班『鶏』(NHK出版)